2022年2月3日。
節分真っ只中に有田さんのYouTubeが開設されました!
以前はAmazonプライムで「有田と週刊プロレスと」を配信していた有田さんですが、2022年にYouTubeに移籍。
第3回のテーマは「コロナ過のプロレスってどうなっていた?」です。
コロナウイルスが流行りだしてから約2年がたち、プロレス界は大きく変化をしています。
有田さんはコロナ過での「WWEレッスルマニア」について語っていましたが、私はほぼ新日本プロレスしか見ていません。
イチ新日本プロレスファンが「コロナ過でプロレスがどのように変化したのか?」を書いていきます。
ネガティブな変化をどうするかについて考えました。
よければお付き合いください。
プロレス界のネガティブな変化
コロナ過の変化で一番に思いつくのはプロレス興行のやり方が大きく変わったことです。
感染拡大防止のために大事なことは
- 他人と距離を取る
- 飛沫を飛ばさない
この2点について書いていきます。
他人との距離を取る
コロナ過になってソーシャルディスタンスという言葉が流行りました。
このワードをプロレスで考えると「観客同士の距離が離れる」という変化になります。
今までなら会場に行くと、隣の椅子には知らないオッサンが座っていました。
よく行っている札幌の「北海きたえーる」は、お客さんが満員になると6000人くらい入ります。
6000人が一気に声援を送ったりブーイングをすると会場が揺れるような感覚があります(多分揺れています)
ライガーさんが現役最後に来道した時は第一試合に組まれていたのですが、6000人近くのお客さんが「大ライガーコール」をしていてむちゃくちゃ盛り上がりました。
私は普段声を張り上げるようなことをしないのですが、隣のオッサンにつられてあの時は「ライガー・ライガー」と大声で叫んでいました。
お客さんがスカスカだとハッチャけれないのですが、みんなが盛り上がっているとつられて叫んでしまう。
これが満員の会場に行くことのメリットです。
プロレスを見に行っているのですが、お祭りに行くような感覚。
みんな並んでいるから並ぼうという盛り上がりがあります。
現在は観客同士の距離は椅子一つ離れています。
ゆったり座れるというメリットはありますが、やっぱり席がスカスカなのは寂しいです。
プロレス観戦というのは「多少ワチャワチャしてもいい」感覚なんだと思います。
映画やクラシックのコンサートはゆっくりと座って見たいです。
もともとソーシャルディスタンスがあった方が、見やすい環境なんだと思います。
しかしプロレスは違います。
リングサイドに座ったら場外乱闘に巻き込まれます。
いつ選手が来てもいいように、手荷物はひとまとめにしてすぐに避難できるような準備をしています。
他のエンターテイメントで例えると、野外フェスと同じような感覚なんですかね。
みんなで騒ぎながら盛り上がる。
他の人とぶつかっても、まあ気にしないような感覚がありました。
他人とのコンタクトを禁止されて、お客さん同士はもちろん選手もかなり気を使ってファンと接しています。
ワクチン接種も進んでいるので、この問題は早く解消したいです。
飛沫を飛ばさないための変化
もう一つ、飛沫を飛ばさないためにプロレスファンは、会場での声援を禁止しています。
この「声援禁止」ということに対して強制力はもちろんありません。
団体側からの「大声での応援は禁止」というお願いを「小さい声なら応援してもいいよね」と解釈するのではなく、「声はださない」ととらえて拍手での応援を徹底していました。
レスラーの入場時に声援を送る。
推しのレスラーがピンチになれば名前をコールする。
ヒールレスラーに対してのブーイング、というプロレスの日常は現在ありません。
小島選手は一人で「行っちゃうぞバカヤロー!」と叫んでいますし、内藤選手もシーンとした会場で「デ・ハポン!」と声をあげています。
その光景をファンは見ているので「自分だけが声援を送ろう」ということを自分自身で禁止しているのだと思います。
もちろん反射的に声が出ることはあります。
みのる選手のエルボーやオスプレイ選手の異次元のムーブ。
オカダ選手やコブ選手の一瞬の切り返しには「おおっ!」と声が出てしまいます。
矢野選手や田口監督は笑わせに来てますし、100%声を出さないというのはできないのですが、会場のお客さんは拍手でレスポンスを返しています。
EVIL選手やSHO選手が反則をしてもリアクションができない。
イライラした感情をどうぶつけたらいいのかがわからないので、反則攻撃に対して拍手を送るという不思議な光景も見られます。
しかし、声が出せないことのメリットもあります。
ヒールレスラーに対しての過剰なブーイングが飛ばなくなったんですよね。
ジェイ・ホワイト選手やKENTA選手は、観客からのブーイングを一身に浴びていました。
時には「これはやりすぎだろ」という光景も見られています。
ブーイングにもマナーがあります。
ヒールレスラーが悪いことをしたらブーイングをするのは良いのですが、ヒールレスラーのマイクアピールをブーイングでかき消すのはマナー違反です。
ジェイ・ホワイト選手とオカダ選手のマイクアピールの時に、一部のファンがジェイ選手にしゃべらせないようにブーイングを飛ばしまくっていました。
ジェイ選手が言葉を発しようとするとブーイングをする。
ひどい時には暴言を吐いています。
ジェイ選手もかなり困った表情を見せていました。
このようなマナーの悪い行為が、声援禁止によってなくなったことは皮肉ですが、見る側にとっては良い事です。
おわりに
コロナウイルスが流行ったことで様々な変化がありました。
BUSHI選手が毒霧をしなくなってから、早いもので2年もたっています。
飛沫を飛ばさないという理由で毒霧は禁止しているのでしょうが、もともと毒を吐いています。
飛沫どころの騒ぎではないんですよね!
そんな感じで。
でわ!