飯伏vsSANADA 鷹木vs棚橋 ヒロムvsSHO
2冠戦、NEVER無差別級、IWGPジュニアそれぞれのタイトルマッチの前哨戦だったメインイベント。
30分では決着がつかず引き分けに。
それぞれの対戦相手を意識しての攻防が繰り広げられますが、他のベルトに対しても意識しているように見えました。
そんな試合を振り返っていきます。
飯伏vsSANADA
現在IWGP、IWGPインターコンチのチャンピオンは飯伏選手です。
飯伏選手が2冠王として君臨しています。
このベルトに挑戦表明したのはSANADA選手。
G1クライマックスでは当時2冠王の内藤選手から勝利。
元2冠王のEVIL選手からもG1、東京ドーム大会で勝利し満を持しての挑戦です。
飯伏選手とSANADA選手はG1の決勝でも試合をしました。
試合自体は間違いないんですが、前哨戦の盛り上がりがいまひとつです。
飯伏選手はコメントを出しますが、SANADA選手は寡黙なレスラー。あまり饒舌ではありません。
この2人の試合はクリーンファイト。喜怒哀楽の「怒」の部分がないので物足りないのかもしれません。
ジュニアvsヘビー
ジュニア選手は「対ヘビー級」に並々ならぬ決意があります。
御幣を恐れずに書きますが、ジュニアはヘビーよりも下。
という考えがまだ多いです。
その常識を変える。ということがジュニア選手の使命でもあります。
歴史を振り返ると 橋本選手に挑戦したライガー選手。
棚橋選手に挑戦した金本選手。
オカダ選手に挑戦したプリンス・デヴィッド選手。
EVIL選手に挑戦したヒロム選手。
歴代のジュニアチャンピオンはIWGPヘビーに挑戦はしますが、ヘビー級チャンピオンにはなれていません。
G1クライマックス、ワールドタッグリーグもジュニア選手が頂点には立てていません。
IWGPタッグも同様です。
ヒロム選手もSHO選手も2020年は「対ヘビー級」の試合も多かったです。
2冠王の飯伏選手。NEVERチャンピオンの鷹木選手はジュニアから階級を上げてヘビー級チャンピオンになりました。
確実に意識をしています。
NEVERの価値が上がる
鷹木選手はNEVERのベルトの価値を上げまくっています。
昨年行われたタイトルマッチ6試合。
どの試合も素晴らしかったですし、東京ドームでのジェフ・コブ戦もとんでもない試合でした。
そもそも鷹木選手は誰と戦ってもいい試合をするので(G1でのタイチ戦は名勝負です)何のベルトを巻いていようが関係ありません。
鷹木選手がNEVERのベルトを巻いていたのでNEVERの価値が上がった。
それだけの事です。
鷹木選手は試合後のコメントで
愛知でタイトルマッチが組まれているのはNEVERだけだ。その日だけは最強で最高のNEVERが独占する!
と、飯伏選手への挑戦ともいえるマイクパフォーマンスでした。
かつて中邑選手がインターコンチのベルトを巻き、IWGPヘビーよりも価値を上げた時期がありました。
今度は鷹木選手がNEVERのベルトを新日本プロレスの頂点に引き上げる事になるかもしれません。
G1で鷹木選手は飯伏選手に勝利しています。
IWGPヘビーvsIWGPジュニアvsNEVER無差別級の戦いも垣間見えた6人タッグでした。
解説席にYOSHI‐HASHI選手がいるとミラノさんの機嫌が良い気がします。
そんな感じで。
でわ!
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