2.10 2.11広島大会の前哨戦。
飯伏&SHOvsSANADA&ヒロム
いい試合でした。
1.25後楽園大会のメインイベントの続きでもあり、広島大会の予告編でもある試合。
この4人に言葉はいらないのかもしれません。
事件が多すぎる
プロレスの中で起こった出来事を、私たちファンは「事件」と呼びます。
現在の新日本プロレスでは内外問わず事件が多すぎます。
- IWGP、インターコンチ統一問題
- アイアンフィンガー紛失問題
- モンゴリアンチョップ封印問題
- ファンタズモ選手のスーパーキック強すぎ問題
- エンパイアの今後はどーなる問題
- EVIL選手とジェイ選手は仲直りしたの?問題
- 後藤選手、YOSHI‐HASHI選手が放送席を飛び出す問題
- ヒロム選手のトロフィー破壊問題
- KENTA選手がAEWに乱入しちゃった問題
- 飯伏選手がTwitterでケニー選手と中邑選手にちょっかいかけてる問題
あげればきりがありません。
それぞれの選手は「俺に注目してくれ!」というアピールを行っているだけですが、コンテンツが多すぎるとファンはどこを見ていいのかわからなくなります。
テレビが全盛期の時代は、テレビのチャンネルの数しか選択肢がありませんでした。
視聴者の選択肢が限られているので出演している人に注目が集まり、スーパースターと呼ばれる人が生まれやすい環境だったはずです。
現在は視聴者の選択肢が無数にあります。
YouTube、テレビ、ネットフリックス、アマゾンプライム、サムライTV、新日本プロレスワールド等々あげればきりがありません。
その中でスーパースターになる事は至難の業です。
注目を集める為に選手は「言葉」という武器をつかったり、「アイアンフィンガーを奪う」というトリッキーな行動に出ます。
これは自分を見てもらう為の正攻法の手段です。
シンプルにアピールするSANADA選手
そんな時代の中、SANADA選手の闘いはシンプルです。
リングの中でもそうですが、リングの外でもシンプル。
マイクパフォーマンスも少なく試合で語るスタイル。
これがSANADA選手本人がコメントしている「シンプリスト」という事なんだと思います。
新日本プロレス公式のインタビューで
世の中に無駄なものが多い
とコメントしていました。
これはかなり共感出来て、自分の部屋を見ても無駄なものが多すぎます(少しずつ断捨離している途中)
バックステージコメントで注目を集めるのではなく試合で魅せる。
そんな覚悟が伝わってくるようなメインイベントでした。
試合中のコンビネーションも少なめで、2つのシングルマッチを交互に見ているような試合。
ヒロム選手とSHO選手は体力の限界までぶつかり合う。
飯伏選手とSANADA選手はテクニカルなレスリングで魅せる。
試合が終わった後も「丸め込み合戦」をしている2人の試合はずっと見ていたい時間でした。
前哨戦では「オコーナーブリッチ」の途中で「ドラゴンスリーパー」へ移行するというフェイントを多用しました。
このフェイントを多用することがフェイントになっているような気がします。
シンプルにSANADA選手が「オコーナーブリッチ」を掛けたとき、飯伏選手がキックアウトできるかが試合を左右しそうです。
いい試合でした!
そんな感じで。
でわ!
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