7・31後楽園ホールで永田裕志vs鈴木みのるのシングルマッチが組まれてしまった。ということはこの2人の壮絶なしばき合いがまた見れるのである。
実況の田畑アナウンサーも言ってたが、1986年千葉県佐倉市でのレスリング関東高校選手権フリー81キロ級では、2位鈴木みのる。3位永田裕志だったそうです。
そんな2人の「今」を見れるってことは物凄い幸せなことなんだなーと思いました。
引き算のプロレス
と、いうことでニュージャパンカップ1回戦の永田vs鈴木の試合をもっかい見返してみる。
内容を書くと20分間、2人がエルボー、張り手で打ち合い、一瞬のスキをついて永田がエクスプロイダー。鈴木のスリーパーをかわしバックドロップホールドで永田選手の勝利。
ただ、このシンプルな攻防しかないプロレスが物凄くおもしろいんですよ!
鈴木選手の著書から引用しますが
プロレスラーには「足し算のプロレス」をするタイプと「引き算のプロレス」をする2種類のタイプがある。
引き算のプロレスをするレスラーは、対戦相手の種類によって自分を削って試合を構築する。
この理論で行くと、高橋ヒロム選手やリュウ・リー選手は新しい技、動きを見せてくれるので「足し算のプロレス」。というかほとんどのレスラーのプロレスは足し算です。
しかし、今回の永田選手と鈴木選手は完全に「引き算のプロレス」でした。
序盤に見せたエルボーの打ち合いも、この2人の打ち合いだからこそ、こんなにも魅了されるんだと思います。もしこれがヤングライオンの辻選手と上村選手であれば、エルボーだけではなく違う攻撃も混ぜて試合を組み立てていくのが普通です。
永田選手、鈴木選手、共にとんでもないキャリアがあるからこそ、シンプルな「引き算のプロレス」が面白いんだと思います。
31日後楽園ホールのメインイベントでこの2人のしばき合がまた見れます。今度はお客さんがいる状態です(見に行く人羨ましい)
めちゃくちゃ楽しみです。
でわ!