ニュージャパンカップ初優勝したオスプレイ選手。
飯伏選手が所持するIWGP世界ヘビー級のベルトへの挑戦権を手にしました。
鷹木選手との死闘。
試合後のプレストリー選手へのオスカッター。
オスプレイ選手の覚悟を感じた試合でした。
ジュニアからヘビーへ
2019年のベストオブスーパージュニア決勝で、この2人は始めてシングルを戦います。
スーパージュニアの予選を全勝で勝ち上がってきた鷹木選手に対し、オスプレイ選手は刀を持って入場。
無敵のドラゴンを狩るという意思を見せ鷹木選手から勝利。
見事スーパージュニアを制しました。
この戦いから2年。
階級をヘビー級に変え、ニュージャパンカップの決勝で再び顔を合わせる2人。
お互いに立場が変わりました。
オーカーン様、ジェフ・コブ選手と共にユナイテッド・エンパイアを結成したオスプレイ選手。
オーカーン様は内藤選手を処し、オスプレイ選手はSANADA選手から勝利。
鷹木選手はロスインゴメンバーの仇を取るため刀を持って入場。
江戸時代末期、日本に開国を迫った海外諸国から国を守ろうとしたサムライのようでした。
やっぱり日本刀は日本人です(後藤選手も間違いなく似合います)
進化する試合
2年前のスーパージュニアの試合は2019年のベストバウト(私が選んだ)
スピーディーで目が離せない試合でした。
鷹木選手はヘビー級に転向してからパワーが増加。
オスプレイ選手はハイフライムーブを抑えて打撃やスープレックスを多用するファイトスタイルに変化しました。
お互いにヘビー級に合わせた試合をしていましたが、この試合はスーパージュニア決勝戦を進化させたような試合。
オスプレイ選手のハイフライムーブがとんでもないことになっています。
普段の試合では場外へのプランチャ、ロープを使ってのヒッピーチェリオ、オスカッターが主なレパートリーです。
この試合は、コーナーから場外へのオスカッター。
場外への450スプラッシュ(オン・ザ・テーブル)
雪崩式スパニッシュフライと、ジュニア時代にも見せないような技を仕掛けました。
一般的に考えると、体重が増える事で跳んだ時の衝撃は増加。
棚橋選手も膝を怪我してからは、体重を落として膝への負担を軽減する方法を取っています。
体重を増量させたオスプレイ選手にかかる負担は、確実に増えています。
自身の身体のダメージが増えても鷹木選手にダメージを与える。
肉を切らせて骨を断つ作戦ですね。
空中戦でペースを握ろうとするオスプレイ選手に対し、鷹木選手はパワーで対抗。
跳んで来たオスプレイ選手をことごとくとっ捕まえる。
捕まる→投げられる確定なので、オスプレイ選手は必死に対抗します。
空中で捕獲されても、めげずに飛び続けるオスプレイ選手に優勝への覚悟を感じました。
飯伏選手への挑戦
この試合を決めたのはオスプレイ選手のヒジ。
鷹木選手への後頭部へエルボーをお見舞いしました。
2019年の東京ドーム大会でオスプレイ選手は飯伏選手とNEVER無差別級を掛けて試合をしています。
この試合を決めたのもオスプレイ選手のエルボー。
飯伏選手への後頭部に生ヒジでエルボーをぶっ放し、飯伏選手を欠場に追い込む。
この試合後、オスプレイ選手は後頭部にエルボーをする時はサポーターをヒジに当ててから技を掛けるようになりました。
オスプレイ選手なりの安全対策。
あまりにも危険すぎたんでしょう。
ただ、ニュージャパンカップではオスプレイ選手がサポーターを外してエルボーを打っているシーンが見られます。
準決勝でも空中にいるフィンレー選手をそのまま場外へ落っことし、フィンレー選手の足首を破壊しました。
昨年のEVIL選手じゃないですが、「何が何でも」という覚悟が見れます。
フィニッシュはストームブレーカーで3カウント。
見事優勝です!(優勝予想当たりました)
試合後のマイクでは、いきなりプレストリー選手にオスカッター。
最愛の人も、優勝した選手への紙テープも、観客の拍手も拒否。
飯伏選手が所持するIWGP世界ヘビー級のベルトのみを欲しています。
ベルト奪取に集中するオスプレイ選手。
4.4 両国大会での選手権試合はとんでもない試合になりそうです。
そんな感じで。
でわ!