共感されないヒール「SHO」の凄さ

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新日本プロレス
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両国国技館で行われたスーパージュニアの決勝は凄い試合でした。

「ジュニアの兄貴」という貫禄があったヒロム選手。

このシリーズで「感情」という武器を手に入れたYOH選手。

激しくぶつかり合う2人に心が揺さぶられます。

なぜこの2人の試合にのめりこんでしまうのか。

考えたときに「SHO選手のおかげではないか?」と思うようになりました。

YOH選手と同じくSHO選手もスーパージュニアで覚醒しています。

今回は「共感されないSHO選手」について書いていきます。

共感されない=ヒールレスラー

「共感至上主義」という言葉があります。

ピース又吉さんの「夜を乗り越える」の中に書いてありました。

共感こそが正義。

共感できないものは排除する=悪

という考え方が共感至上主義です。

ジュニアを盛り上げる!新日本プロレスが一番!

とコメントするヒロム選手には共感が集まります。

「ヒロムちゃんガンバレ!」

と応援されることは、共感を集めていることです。

共感が集まるレスラー=正義=ベビーフェイス

という式が成り立ちます。

YOH選手にも共感が集まっています。

怪我をし、仲間(SHO選手)にも裏切られる。

人生は順風満帆じゃないけども、もがき苦しんで決勝という舞台に立っている。

「YOH選手ガンバレ!」

と応援することは、YOH選手に共感していることです。

なのでスーパージュニア決勝戦は

「ベビーフェイスvsベビーフェイス」の試合になります。

プロレスを楽しく見るには、推しの選手を作ることが一番。

ヒロム選手を応援する。

YOH選手を応援する。

どちらか一方の選手に肩入れすることで、試合が楽しく見れます。

今回の決勝戦は、ヒロム選手推しのファンとYOH選手推しのファンからしたらめっちゃ楽しい時間

自分の推しのレスラーが晴れ舞台に立っているので当然です。

一方、スーパージュニアで敗退したそれぞれの選手にも推しのファンがいます。

金丸選手ガンバレ!ワト選手ガンバレ!というファンもいます。

敗退してしまったレスラーを推していたファンは決勝戦を

「いい試合が見れたらいいな」

という感情で見ているはず。

結果にはこだわらず、どっちが勝ってもいいからおもしろい試合を期待している人も、中にはいるでしょう(私はファンタズモ選手を推していたので決勝は俯瞰でみていました)

そんな「どっちつかず」のファンを一気に盛り上げたのが

乱入屋SHOです。

決勝という神聖な舞台に乱入し、ヒロム選手・YOH選手にクロスアームパイルドライバーをおみまい。

会場の空気が凍り付いたところで海野レフリーにノーコンテスト(無効試合)をアピール。

お客さんに向かって

「ご来場ありがとうございました!規定退場お願いします。帰れ!」

とアピール。

声を出すことを禁止されているのでお客さんは何も言いません。

ただ、声をあげることを許されているならSHO選手にはあらゆる汚い言葉が浴びせられていたでしょう。

共感されない行為をSHO選手は行いました。

この時点で、

共感できないSHOvs共感できるヒロム&YOH

という構図に持っていくことに成功。

自分自身にヘイトを集めることで、ヒロム選手とYOH選手に対する共感を増やしたことになります。

こうなるとヒロム選手とYOH選手を応援しなくてはいけません。

SHO選手という「反共感」があるから、俯瞰してみているお客さんも安心して「共感」に乗っかることができる。

SHO選手のおかげでここまで盛り上がったんだなと感じました。

行動することの大切さ

SHO選手のやったことは褒められたことではありません。

ライガーさんが解説席にいたらブチ切れていたでしょう(違う意味で解説席の空気が凍ります)

ただ、試合に介入することでYOH選手との因縁が再度生まれました。

SHO選手の裏切りについての記事はこちら

スーパージュニア公式戦で対決したSHO選手とYOH選手。

「YOH選手with後藤・YOSHI ‐HASHI兄貴」に敗北し、一区切りついたという空気が生まれていました。

しかしこの介入で「YOHvsSHO」という試合を組まなくてはいけません。

試合後、再度YOH選手を襲撃。

SHO選手の次につながる行動です。

田口監督もベルト挑戦するために、タイガーマスク選手&ロビーイーグルス選手にヒップアタックをおみまい。

次に向けて行動しています。

何もしなければカードは組まれない。

自ら行動して初めてチャンスをつかめる。

この姿勢は見習っていきたいです!

 

そんな感じで。

でわ!

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