2018年のニュージャパンカップ決勝。
棚橋選手vsザック選手の試合が今週の無料試合です。
この時の棚橋選手は満身創痍。
前年に腕を怪我し、今年は膝を鈴木みのる選手に破壊される。
怪我から復帰後のニュージャパンカップで決勝まで勝ち上がってきた時の試合です。
対するザック選手はダークホース。
優勝候補と言われていた内藤選手、飯伏選手、SANADA選手に勝利し決勝までたどり着きました。
サブミッションの嵐が吹き荒れたニュージャパンカップでした。
ザック選手の戦いの変化
2017年に新日本プロレスに参戦。
いきなり柴田選手に勝利したザック選手。
初出場のG1クライマックスでも棚橋選手から勝利しています。
実力は間違いないザック選手でしたが、ファンからの支持はまだ得ていません。
試合の映像を見ても会場のほとんどが棚橋選手の応援に回り、ザック選手が優勝すると思っていたのは少数でした。
これは当時のザック選手の試合スタイルが原因だと思われます(鈴木軍というヒールユニット所属とういのもありますが)
無限の関節技を持つザック選手。
自分の技術を惜しみなく繰り出すザック選手にファンがついていけていませんでした。
棚橋選手のハイフライフロー。
オカダ選手のレインメーカー。
内藤選手のデスティーノなど派手でカッコイイフィニッシャーとは真逆のザック選手のスタイル。
関節技が複雑すぎて「何をしているのか分からない」と感じていました。
現在のザック選手は関節技の比重が減り、打撃や丸め込み。
ザックドライバーなんかも繰り出して試合が見やすくなった印象です。
ただ、この当時のザック選手の全力投球。
相手のどんな動きにも、カウンターで関節技を合わせる。
相手に関節のダメージと精神的なダメージを与えて勝利する。
という試合もまた見たいです。
ザック選手の対戦相手の気持ち
完全に想像ですが、ザック選手と対戦するのは嫌だと思います。
2018年のG1クライマックスではザック選手の素晴らしさが出ていました。
相手の攻撃に合わせて関節技を繰り出す。
打撃で攻めようが、スープレックスで投げようが、空を飛ぼうがザック選手に捕まえられました。
1度なら心は折れませんが、2度3度とカウンターをくらうと攻める気持ちが折れてしまいます。
「攻撃したら関節を取られて痛い思いをする」
と、相手に悪いイメージを植えてけてしまえば、ザック選手に有利な試合展開となります。
何をやっても関節を取られる。攻撃するのが嫌だ!
私なら心が折れて逃げるでしょう。
とんでもないバケモノが新日本プロレスにいることを有難く思いながら、試合を観戦していました。
そんな感じで。
でわ!
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