長かったG1クライマックスも最終日を迎えてしまいました。
Aブロックを勝ち上がってきたのは前回の優勝者「飯伏幸太」
Bブロックを勝ち上がってきたのは全然喋んない「SANADA」
もの凄い試合を制したのは飯伏選手でした!!
2連覇ですね。おめでとうございます!
アウトサイダー
試合後に蝶野さんが言ってましたが、飯伏選手はルーツが「DDTプロレスリング」
SANADA選手は「全日本プロレス」なんですよね。
新日本プロレスからしたら、いわゆる「外敵」
ヤングライオンを経験してない選手同士のG1決勝戦でした。
個人的には全然気にせずに見ていたんですが、生え抜き以外の選手からすると「この舞台に立っていいのか?」
という思いもあると言っていて
「ああ、そんな見方もあるんだなー。流石ミスターG1だなー」
と、感心しました。(ガッテム!!)
飯伏選手は3年連続のG1決勝戦です。
2018年は「棚橋vs飯伏」
棚橋選手のセコンドに柴田選手がつき、飯伏選手のセコンドにはケニーオメガ選手が付きました。
ユニットで見ると「本隊vsBULLETCLUB」なんですが(この時の飯伏選手はBULLETCLUBに席を置いてます)柴田選手が棚橋選手のセコンドに着いた瞬間に「新日本プロレスvsDDTプロレスリング」という団体対抗戦に変わりました(私はそう感じました)
こうなると新日本プロレスは強いんですよね。
棚橋選手の優勝で幕を閉じました。
2019年は「飯伏vsジェイ」
去年は飯伏選手が本隊所属。ジェイ選手がBULLETCLUのリーダーとして決勝を戦いました。
飯伏選手がベビーフェイス。ジェイ選手がヒールと一見分かりやすい構図なんですが、ジェイ選手はヤングライオン育ちなんですよね。
こう考えると、観客はベビーフェイスの飯伏選手を応援しますが、新日本プロレスの「中の人」はジェイ選手を応援しててもおかしくないですよね。
今年2020年は「飯伏vsSANADA」
「ヤングライオン」を経験してない。純血のストロングスタイルではない2人の試合になりました。
私の思い出話
20年位前に大好きだった選手に「蝶野選手」「武藤選手」「橋本選手」がいました。
この3人は「闘魂3銃士」と呼ばれていて。新日本プロレスの中心選手でした。
ずっとこの3人は新日本プロレスで戦うんだと思ってましたが、武藤選手が全日本プロレスに移籍し、橋本選手は引退。その後復帰しますが、新日本プロレスを退団しプロレスリングZERO-ONEを立ち上げました。
当時の私は「ストロングスタイルが分裂してしまった」とそれなりにショックを受けてました(その後の新日vsNOAHや全日vsZERO-ONEをノリノリで見てましたが)
この頃から「新日本プロレス原理主義」の考えを改め、「多様性」という事を意識して新日本プロレス以外の団体の試合を見るようになったんだと思います。
令和のストロングスタイル
「飯伏vsSANADA」試合後解説のライガーさんが「これが令和のストロングスタイル」と言いました。
これは2つの意味があると思っていて、1つは試合内容について。
もう、「ヘビー級はパワーファイト」「ジュニアヘビー級はスピード」というふうに括らないと言っているように感じました。
ヘビー級でもスピードがあるしフライングムーブもする。
ジュニアでもバチバチのパワーファイトをする。
これが1つめ。
2つ目は他団体の選手がストロングスタイルを受け継ぐこと。
新日本プロレスは日本でNO1の団体だと思ってます。ハイレベルな戦いがあるので他団体の腕自慢の選手が集まるリングです(海外の団体からも来ます)
こうなると生え抜き、アウトサイダー関係なく実力のある選手が「G1」を制し、「IWGP」のベルトを巻き、「東京ドームのメイン」に立つ。
新日本プロレスを離れた武藤選手の所に、新日本プロレスの入門テストに不合格だった真田選手が訪れ、時は来て蝶野さん、ライガーさんが見てる前でDDT出身の飯伏選手と試合をする。
こんな光景が「令和のストロングスタイル」なのかなーと、ライガーさんの話を聞いて感じたことです。
ただ、変わらないのは「新日本プロレスは面白い」事と「札幌ビールは旨い」事です。
そんな感じで。
でわ!
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