Amazonプライムで観れる「有田と週刊プロレスと」
前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアントの回を見ました。
番組の初めはアンガールズ田中さんに「UWF」を解説。
そこから脱線し、前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアントの話に。
プロレス史に残る事件を有田先生が解説します。
語り継がれる試合
1986年4.29 三重県津市体育館で行われた前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント戦。
今でも語り継がれる試合です。
ネットを検索すればさまざまな記事があり、YouTubeでもライガーさん・船木誠勝選手がこの試合の裏側をアップしています。
当時の前田選手は27歳。
「試合中に何をするかわからない」という魅力にあふれた選手でしたが、自分のファイトスタイルを崩さない前田選手に対し新日本プロレス側の選手が対戦を拒むようになっていきます。
試合が始まったらロックアップで始まるプロレスに対して、前田選手はキックの構えを崩しません。
新日本プロレス側は「前田選手と試合をしたら怪我をさせられるかもしれない」という危機感を抱きます。
前田選手も新日本プロレス側のスタイルに合わせたら、自分の個性がなくなるとUWFスタイルを崩しません。
相手の顔面に容赦なくキックをかます前田選手は、潰される危険があったそうです。
そして組まれたアンドレ・ザ・ジャイアント選手との試合。
さまざまな説がありますが「アンドレ選手が前田選手を潰すために組まれた試合」という空気があったそうです。
当時の外国人トップだったアンドレ選手。
その巨体を活かした攻撃をしかけ、前田選手のキックにはリアクションをしない。
前田選手も潰されると感じてアンドレ選手の膝を蹴りまくったそうです。
そしてアンドレ選手が戦意喪失。
無効試合となります。
ファンの注目は「前田選手を潰せ!」という指示を誰が出したのか。
アントニオ猪木さんが黒幕説。坂口さんが黒幕説。
アンドレ選手単独行動説などさまざまな憶測が飛び交い、現在も真相がわかっていません。
5%の非公開情報
スパイという職業があります。
スパイは敵の情報を集めて、自分の所属する組織に有益な情報を与える事が仕事です。
日本の忍者やアメリカのCIA。イギリスのMI6。イスラエルのモサドなんかが有名。
スパイの諜報活動は情報を集めることが仕事で、95%の情報は公開情報(テレビ・新聞・各国の公式な会見)で集めることができます。
スパイと聞くと秘密の情報を集めることが仕事という印象ですが、そんな情報はほとんどないそう。
前田選手vsアンドレ選手の試合も映像が出回っていたので試合を見た方も多いと思います。
95%の情報は公開されています。
が、肝心の「誰が指示を出したか?」が謎なんですよ。
前田選手・セコンドにいたライガーさん・船木選手・アナウンサーの古舘さんの証言はありますが、アンドレ選手は1993年に他界。
5%の非公開情報を探るためにプロレスファンは日々スパイのように情報を集めます。
そんな感じで。
でわ!