Amazonプライムで観れる「有田と週刊プロレスと」#007
「週刊プロレスがSWSをバッシング」の回をみました。
ビックメディア「週刊プロレス」が1つの団体を猛バッシング。
メディアの影響力と、1つのメディアに肩入れしてしまう怖さを教えてくれる回です。
メディアリテラシーとは
メディアリテラシーという言葉があります。
私達は情報を手に入れようとしたときに「テレビ」「新聞」「雑誌」「WEBサイト」「Twitter」「YouTube」「インスタグラム」「ブログ」などなど色々なメディアで情報を得ます。
この情報を精査し、正しい情報を読み解く力をメディアリテラシーと言います。
「信じられるニュースとフェイクニュースを見分ける力」というとわかりやすいかもしれません。
メディアリテラシーが低いと間違った情報に踊らされるので、たくさんのメディアがある現代はこの力が重要だといわれています。
「週刊プロレスSWSバッシング」が起こったのは1990年。
メディアの数が少なく、1つのメディアの影響力が現在よりも強かった時代の出来事です。
全日本プロレスを退団し、新団体「SWS」に移籍したのは天龍源一郎さん。
メガネスーパーというビックスポンサーの資金をバックに旗揚げした団体です。
義理人情。
1つの会社に骨をうずめる事が良しとされていた時代に反し、豊富な資金を有するSWSに移籍した天龍さんは週刊プロレスにバッシングされてしまいました。
メディアを敵に回す恐ろしさ
インターネットがまだ普及していない1990年。
プロレスファンの情報源は少なかったはずです。
テレビの中継・新聞・VHS・プロレス雑誌くらいでしょうか。
その中でも大きなシェアを得ていたのが週刊プロレス。
ピーク時には週60万部を発刊したといわれています。
この人数が「お金を出してでも読みたい雑誌」というのはとんでもない事です。
60万人の週プロ推し。
週プロが黒といえば黒。週プロが白と言えば白という時代です。
この週プロが「SWSはつまらない」と言えば多くのファンは信じてしまいます。
もちろんSWSのレスラーは「そんなことはない」と反論していたはず。
ですが、個人の声は届かない時代です。
現在であればTwitter・YouTube・ブログ・WEBサイトなどで思いを伝えることもできます。
動画をアップロードすれば、いい試合かどうかファンが判断できます。
しかし1990年にそんな事は出来ませんでした。
とんでもなく怖い事件です。
天龍vsアントニオ猪木
SWSが崩壊し、WARという団体を旗揚げした天龍さん。
SWSでの空白の期間を埋めるかのように新日本プロレスに殴り込みます。
1994年 1.4 東京ドーム大会
天龍源一郎vsアントニオ猪木の1戦を視聴しました。
猪木さんのナックル(グーパンチ)で一気にヒートアップした試合。
スリーパーで天龍さんがノックダウンしてしまいます。
かなりの時間ダウンした天龍さん。
レフリーは「スリーパーがチョークで入っていた」と裁きブレイクするように指示。
首の皮1枚繋がります。
最後はパワーボムで天龍さんが3カウント奪いましたが、長時間ノックダウンした事で猪木さんの勝利とも取れる試合。
なんにしてもいい試合でした。
そんな感じで。
でわ!