新日本プロレスのベルトの種類と役割を解説

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新日本プロレス
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新日本プロレスにはたくさんのベルトがあります。

本来チャンピオンに与えられるベルトですが、現在は8種類もあるんですよ!!

プロレス初心者の方は違いがわからないと思いますのでそれぞれのベルトの役割を解説していきます。

記事の最後にはベルトが多過ぎることについての私の意見も書くので、興味があれば読んでみてください。

シングルベルト

IWGP世界ヘビー級ベルト

団体最高峰のベルトです。

2021年に設立された新しいベルトですが、歴史のあるIWGPヘビー級ベルト、トリッキーなIWGPインターコンチネンタルベルトを統一したベルト。

ファンの感覚としては、アントニオ猪木さんから脈々と受け継がれた歴史を繋いでいるベルトです。

新日本プロレスの象徴。

団体最強のレスラーが所持します。

ヘビー級とありますが、挑戦するのに体重制限はありません。

ジュニアヘビー級(体重100㎏未満)のレスラーも挑戦できます。

初代チャンピオンの飯伏幸太選手は体重93㎏です(飯伏選手はヘビー級)

このベルトを巻いているレスラーが

「I」インターナショナル

「W」レスリング

「G」グラン

「P」プリ

世界最強です!

世界ヘビー級ベルトについて書いた記事はこちら

IWGPジュニアヘビー級ベルト

ジュニアヘビー(100㎏未満)のレスラーのためのベルト。

このベルトは世界ヘビー級ベルトと違い、100㎏以上のレスラーは挑戦できません。

1986年に設立された歴史のあるベルトです。

設立当時はヘビー級への陰に隠れている印象でしたが、獣神サンダーライガーさんの登場でヘビー級との差別化に成功。

ヘビー級はパワー間を取ることで試合を組み立てているのに対し、ジュニアヘビー級はスピード間をあけないことで魅せていきます。

試合を見てもらうとわかりますが、スピード感が半端ないです!

早すぎて攻防がわからない事もありますが「とりあえずスゲー!」と感じてもらえればOKです。

100㎏未満での最強レスラーが巻くベルトになっています。

歴代チャンピオン

獣神サンダーライガー選手

高田延彦選手

邪道選手

ヒート選手

飯伏幸太選手

ケニー・オメガ選手

田口監督

ウイル・オスプレイ選手

高橋ヒロム選手 などなど

NEVER無差別級ベルト

2012年に設立されたベルト。

創設当時は若手の活性化のためにあるベルトでしたが、いつのまにか本来の目的を失います。

鈴木みのる選手や永田選手なんかもベルトに挑戦し見事に戴冠。

歴史が浅いのでチャンピオンの色に染まりやすい傾向にあるベルトです。

石井選手・永田選手・柴田選手・後藤選手なんかがベルトを巻くと「ゴツゴツ」とした試合になりますし、鈴木みのる選手・KENTA選手が巻くとセコンド介入ありの荒い試合になります。

ジェイ・ホワイト選手がベルトを保持するとアメリカに渡り、団体の垣根を超えたグローバルなベルトになりました。

歴代チャンピオン

内藤哲也選手

真壁刀義選手

タイチ選手

ジェイ・ホワイト選手 などなど

IWGP USヘビー級ベルト

2017年にアメリカで設立されたベルト。

US(アメリカ)とついていますが、初代チャンピオンはカナダ出身のケニー・オメガ選手。

アメリカで選手権試合をすることが多いベルトです。

特徴として新日本プロレス以外のレスラーが巻くこともあり、団体の垣根を超えたベルトです。

過去にはジョン・モクスリー選手(AEW)vsカール・アンダーソン選手(インパクトレスリング)という試合も行われています。

新日本プロレスに所属していないレスラー同士の試合も行われるので、今後ドリームカードか組まれる可能性もあります。

歴代チャンピオン

ケニー・オメガ選手

Cody選手

ジュース・ロビンソン選手などなど

STRONG無差別級ベルト

2021年にアメリカで設立されたベルト。

アメリカ版新日本プロレスの「NJPW STRONG」で争われているベルトです。

初代チャンピオンはトム・ローラー選手。

NJPW STRONGには成田選手や上村選手が参戦しているのでベルトを戴冠する可能性が大きいです。

歴史が浅いので今後に期待です。

タッグベルト

IWGPタッグベルト

1985年に設立されたベルト。

タッグなので2人対2人で試合をします。

体重制限はなく、ジュニアヘビー級の選手も挑戦できます。

本来タッグの試合はシングルマッチを行い、ダメージがたまってきたらパートナーとタッチをする試合形式でした。

そのためリングの上にはレスラーは2人しかいません。

が、いつしか「合体攻撃」というものが発明され(厳密にいうと反則です)リング上には4人のレスラーがいる状態になってしまいました。

現在では「いかに数的優位な状況を作るか」ということが、タッグマッチで勝利するための必須条件になります(繰り返しますが反則です)

パートナーとの信頼関係が高いチームがチャンピオンになる。

そんなベルトです。

歴代チャンピオン

藤波辰巳&木村健吾組

マサ斎藤&橋本真也組

馳浩&武藤敬司組

天山広吉&小島聡組

棚橋弘至&中邑真輔組

タマ・トンガ&タンガロア組

タイチ&ザック・セイバー組 などなど

IWGPジュニアタッグベルト

1998年に設立されたベルト。

こちらは100㎏未満のレスラーが挑戦するベルトです。

4人のレスラーがスピード感あふれる試合を見せてくれます。

空を飛び、合体攻撃をする。

リングの上だけではなく、タッチを待つパートナーも隙あらば試合に介入してくるので目が離せません。

個人的には大好きな試合形式です!

歴代チャンピオン

獣神サンダーライガー&エル・サムライ組

邪道&外道組

稔&後藤洋央紀組

内藤哲也&高橋裕二郎組

飯伏幸太&ケニー・オメガ組

YOH&SHO組 などなど

NEVER6人タッグベルト

2016年設立されたベルト。

3人vs3人という戦略性が問われるベルトです。

チームの中での役割分担がしっかりと出来ているチームがチャンピオンとして君臨します。

シングルマッチでは抜群に強いオカダカズチカ選手や内藤哲也選手、飯伏幸太選手はこのベルトを巻いたことはありません。

個の強さだけでは巻くことはできない面白いベルトです。

歴代チャンピオン

矢野通&ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ組

棚橋弘至&マイケル・エルガン&ヨシタツ組

EVIL&SANADA&BUSHI組

YOSHI‐HASHI&後藤洋央紀&石井智宏組 などなど

過去に活躍したベルト

IWGPヘビー級ベルト

もともとは「インターナショナルレスリンググランプリ」というリーグ戦の勝者が巻くベルトでしたが、第5回「IWGPリーグ戦」の優勝者アントニオ猪木選手を初代チャンピオンとします。

ちなみに初めてベルトを巻いた選手はハルク・ホーガン選手。

1983年蔵前国技館でおこなわれた「アントニオ猪木vsハルク・ホーガン」という一戦で、猪木選手をアックスボンバーで場外に沈め初代チャンピオンとなります(失神KO)

1983年から2021年まで続いた歴史は「IWGP世界ヘビー級ベルト」へと受け継がれました。

ファンが一番思い入れのあるベルト。

数々の激闘が繰り広げられました。

歴代チャンピオン

アントニオ猪木選手

藤波辰巳選手

長州力選手

橋本真也選手

武藤敬司選手

蝶野正洋選手

永田裕志選手

中邑真輔選手

棚橋弘至選手

真壁刀義選手

オカダカズチカ選手

内藤哲也選手

飯伏幸太選手 などなど

IWGPインターコンチネンタルベルト

2011年、IWGPヘビー級ベルトへの登竜門として設立されたベルト。

第4代チャンピオンに中邑選手が君臨するとベルトの価値が上がっていきます。

2012年から2016年までは「インターコンチ=中邑真輔」というイメージがつきまくり、2014年の東京ドーム大会ではIWGPヘビー級選手権試合を抑えてインターコンチ選手権試合がメインイベントに組まれました。

IWGPヘビー級ベルトの歴史を中邑選手が超えるという事件です。

2014年東京ドームの記事はこちら

2020年には内藤選手がインターコンチとIWGPヘビー級ベルトを同時に巻くという偉業を達成。

中邑選手がつけた色を完全に消し去ります。

2021年には飯伏選手によってIWGPヘビー級ベルトと統一されました。

歴代チャンピオン

後藤洋央紀選手

中邑真輔選手

棚橋弘至選手

鈴木みのる選手

ケニー・オメガ選手

クリス・ジェリコ選手

EVIL選手 などなど

IWGP U‐30無差別級ベルト

棚橋選手が若手の活性化を提唱し創設されたベルト。

30歳以下の選手が対象で、ヘビー・ジュニアヘビー関係なく挑戦が出来ました。

現在は使われていませんが、復活したらおもしろそうなベルトです。

ヤングライオンやマスター・ワト選手のような若い選手。

団体の垣根を超えたベルトにもなりそうです。

歴代チャンピオン

棚橋弘至選手

中邑真輔選手

カシンベルト

ケンドー・カシン選手自作のベルト。

デザインはめっちゃカッコイイです。

ベルトには「IWGP」の文字が入っていますが、おそらく新日本プロレスは非公認。

IWGPジュニアヘビー級チャンピオン時代にはカシンベルトを巻いて入場し、IWGPジュニアベルトを雑に扱うという奇行を見せます。

もちろんカシンベルトに挑戦するレスラーはおらず、現在どうなっているのかは不明。

おわりに

現在はベルトが乱立しています。

他にもG1クライマックス、スーパージュニア、KOPWなどのタイトルが目白押しの新日本プロレス。

結局のところ誰が1番強いの?

という疑問が聞かれます。

決定的なリーダーが不在なので誰が強いのかわかりずらいかもしれませんが、私はこれでいいと思っています。

シリーズごとに主役が変わる。

あの選手もいいけど、この選手もいいよね!

そんな風にリーダーがたくさんいる事で、すべてのファンが推しの選手を作ることができるからです。

シングルマッチではいまいちだけどもタッグが抜群に強い。

特殊ルールだと絶対王者。

色々な角度でプロレスを見る事が出来ると楽しみが増えます。

参考になればうれしいです。

 

そんな感じで。

でわ!

 

 

 

 

 

 

 

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