「余は満足じゃ」
オーカーン様もオスプレイ選手の試合を見て満足している事でしょう。
共にイギリス出身のオスプレイ選手とザック選手。
過去に何度も何度も試合をした2人。
2人の最新の戦いを目撃した我々帝国民は幸せ者です!
パワーアップした2人
オスプレイ選手は昨年ヘビー級に転向。
G1クライマックスでは身体が2回りもデカくなって観客の度肝を抜きました。
ヘビー級のパワー+ハイフライムーブ。
オスプレイ選手にしかできない戦いを見せてくれました。
その頃に比べて体重を落としたオスプレイ選手。
G1の時よりも動きにキレが増している。
恐らく今がベストな体重なんだと思います。
対するザック選手も体重が増えたそうです。
解説のタイチ選手がコメントしてました。
「本当か?」と疑問が残ったので、昨年の札幌でのブリティッシュヘビー級選手権試合を見返すと確かにザック選手の筋肉が増えていました。
今までのテクニック+パワー。
誰もたどり着けない高みに登っています。
イギリスのレスリング
ザック選手はイギリス伝統の関節攻撃。
いわゆるランカシャースタイルで攻め、オスプレイ選手はハイフライムーブを交えながらスピーディーな技の掛け合いを見せてくれました。
この記事を書くために色々とネットを見ていたら、元ドラゴンゲートのPAC選手がイギリス出身であることを知りました。
80年代に新日本プロレスや全日本プロレスで活躍したダイナマイト・キッド選手もイギリス出身だそうです。
タイガーマスク選手やライガーさんが日本で空間を使ったプロレスを作り出したように、イギリスでもハイフライヤーというレスラーがどの時代にもいた事を知りました。
オスプレイ選手を見るまで「イギリス=ハイフライヤー」というイメージはありませんでしたが、脈々と受け継がれた歴史があります。
ザック選手がイギリス伝統のレスリングの最先端であると同時に、オスプレイ選手もイギリス伝統のレスリングの最先端。
ニュージャパンカップ2回戦で行うのは申し訳ない試合なんですね。
スピーディーすぎる試合
攻防が早いです。
早すぎます!
開始数秒でオスプレイ選手は宙を舞い、ザック選手はヨーロピアンクラッチであわや3カウント。
メインイベントが1分かからず終わってしまいそうな攻防でした。
前日の試合終了後にオスプレイ選手の右肩を1瞬で極めたザック選手。
この試合も右肩を攻め続けます。
打撃、関節を肩に集中し、ザックドライバーからの三角締めは流れるような攻撃でした。
ペースを握られる時間が長かったオスプレイ選手ですが、試合終盤エルボーがザック選手の後頭部にヒット。
しかもサポーターがずり落ちた状態のなま肘(以前飯伏選手を欠場に追い込んだエルボー)
顔面にトラースキック。後頭部にエルボー。
とどめのストームブレイカーでオスプレイ選手が3カウント。
どっちが勝ってもおかしくない試合でしたが、
ブリティッシュヘビー級のチャンピオン。
ユナイテッド・エンパイアのリーダー。
オスプレイ選手の方が「負けられない」という思いが強かったです。
気持ちのこもった試合でした。
そんな感じで。
でわ!
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